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ABOUT

SOPHIA ホタル PROJECT について

はじまり

2011年秋学期、地球環境学研究科川上研究室では「上智大学生が作る地球環境白書」を作成しました。

同白書の生物多様性の保全の章では、『いつか上智大学にビオトープ*を創出し、そこで豊かな生物相の象徴としてホタルを飛ばす』ことを記述しました。同白書は、滝沢前学長に手交されました。

(*ビオトープは、特定の生物群集が存在できる条件を備えた地理的な最小単位のこと『生態学事典』より)

未来へつなぐ環

2012年春学期、広報の方から上智大学創立100周年記念プレ事業として、学生と教職員の協働による企画の募集があると、知らせを受けました。そこで院生を中心に企画;「未来へつなぐ環」として応募しました。計画概要は、「ホタルの生息する池を設置し、地球環境学研究科の学生を中心に永続的に維持し、9号館地下カフェテリア脇の植祭スペースで池を造設する」というものでした。その空間・自然を「ビオトープ」として再生し、それを学生が主体的に維持することで、上智大学の歴史(伝統)を再認識し、自然環境に思いを巡らせるきっかけになることを願いました。

 

 

ビオトープ造設

平尾教授(地球環境学研究科)の建設委員会での説明等を経てプレ事業として認められることになり、50万円ほどの助成金も決定しました。並行して、竹中工務店三輪氏にご助力いただき、神奈川県横須賀市ソレイユの丘大場館長からはホタルについての教えを受ける等の準備が進められました。2012年11月26日サリ神父らによる起工式の後、ビオトープ(池)の造設を開始し、竹中工務店、緑花技研、ボランティア及び院生が穴掘り等を行いました。同年12月6日9号館カフェテリア入口にビオトープが完成したことを祝って、増田神父らにより祝別式等が行われました。

上智にホタルが飛んだ

2013年6月、陸生ホタル研究会の荻野氏から、カワニナやホタルの幼虫(100匹以上)をいただきました。同年7月1日、10匹ほどのホタルの飛翔が確認され、ボランティア団体ローバス等の協力のもと7月4日、第1回お披露目会が開催されました。お披露目会では、池の命名(恵みの泉:ラテン語:Fons Gratiae)、命名者への感謝状授与、それまで献身的に活動してきた学生5名に「守護の女神」としての任命がなされました。

2014年3月、ホタルプロジェクトの指導教員である川上教授の退職後、同研究科の鈴木准教授がこのプロジェクトを引き継いで下さいました。同年6月12日、2匹のホタルの飛翔が確認され、6月16日に第2回お披露目会が開催されました。

SOPHIA ホタル PROJECT ©2015

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